子供のころから読み親しんできた『おばけのバーバパパ』シリーズ。
からだの形を自由に変えることができるバーバパパとその家族たち。
綺麗な色彩のイラストと愉快なストーリーで、絵本だけでなく、キャラクターグッズも大人気ですね。子供達にも『バーバパパ』シリーズ絵本を読んでもらいたくて、日本語版と英語版を揃えました。
バーバパパを生み出した作者は、フランス人のアネット・チゾン(妻)とタラス・テイラー(夫)というご夫婦で、ご主人のタラス・テイラーさんは、サンフランシスコ出身の元・生物学、数学の先生なのだとか。
そのタラス・テイラーさんが、最近、居住先のフランスにて82歳で亡くなったそうです。
なぜか、アメリカでは『バーバパパ』は、ほとんど知られておらず、うちのダーリン(夫)も、私が子供のために『バーバパパ』絵本を買い揃えるまでは、見たことも聞いたこともないんですって。
タラス・テイラーさんの訃報も、アメリカでは、全くニュースになっていないのです。
アメリカで、英語版の『バーバパパ』を購入しようとすると、イギリスで出版されたものが手に入りますが、アメリカでは1970~74年くらいまで、数種類の『バーバパパ』絵本が出版されていたようなのですが、その後は、出版されていないようです。
1970年にアメリカ国内で出版された『バーバパパ』。
『バーバパパ』の絵本、大人になって読み返してみると、こんな社会派メッセージがこめられていたのか、と、改めて興味深く読ませてもらいました。
たとえば、『バーバパパのがっこう』は、勉強や学校がキライな子供たちに無理やり勉強させるのではなくて、好きなこと、興味のある分野をのばして楽しく勉強させてあげよう、というバーバパパの提案で、バーバパパとその家族が学校をつくることになる、というお話。
『バーバパパのはこぶね』は、人間が地球を汚し、毛皮にするために動物を狩ったり、そんな地球から、バーバパパたちが動物達をロケットにのせて他の星へ避難させる、という、環境メッセージがこめられたお話。
4歳の息子も『バーバパパ』の絵本が大好き。
夜、寝る前に「今日は、何の本、読む?」と聞くと、『バーバパパ』絵本を数冊もってきます。
日本語版は私、英語版はダディーが読み聞かせてます。
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