『太陽へとぶ矢』
ジェラルド・マクダーモット さく
じんぐう てるお やく
ARROW TO THE SUN
A Pueblo Indian Tale
by Gerald McDermott
1975年のカルデコット賞受賞作品。
子供の頃に、鮮明な幾何学的なイラストが好きで何度も読み返した本。
子供の頃に、鮮明な幾何学的なイラストが好きで何度も読み返した本。
大人になってから、英語版も買い足した。
絵本好きな方なら、この絵本をご存知の方も多いのではないでしょうか。
お父さんのいない、プエブロ・インディアンの男の子が、父親探しの旅にでかけ、矢作りの老人と出会います。老人は男の子が太陽の神の子だと見抜き、男の子を矢にして太陽に放ちます。
太陽の神は男の子に、四つの恐ろしい部屋(キバ)を通り抜けるようにと試練を与えます。
見事、試練に耐えた男の子は勇敢な戦士に成長して村に帰ってくる、というお話です。
絵本好きな方なら、この絵本をご存知の方も多いのではないでしょうか。
お父さんのいない、プエブロ・インディアンの男の子が、父親探しの旅にでかけ、矢作りの老人と出会います。老人は男の子が太陽の神の子だと見抜き、男の子を矢にして太陽に放ちます。
太陽の神は男の子に、四つの恐ろしい部屋(キバ)を通り抜けるようにと試練を与えます。
見事、試練に耐えた男の子は勇敢な戦士に成長して村に帰ってくる、というお話です。
少年が試練のためにくぐった4つの部屋「キバ」は、インディアンが祭事を行う神聖場所であり、鍛錬する所でも恐ろしい所でもない、とか、父親なしで子供が生まれることや、少年が太陽の神の子である、というのがキリスト教に似た父性的である-などなど、大人の間では、色々議論もあるようですが。
子供のために創作された絵本ですから、子供が物語やイラストを気に入って、繰り返し、繰り返し読みたくなるのなら、いいと思いますけどね。
子供が色々理解できる年齢になったら、そういう点も補足としてお話してあげるのもいいかもしれません。
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