2017年2月26日日曜日

『くまのコールテンくん』~Corduroy~

Corduroy
by Don Freeman

偕成社
『くまのコールテンくん』
ドン=フリーマン (著)
まつおか きょうこ (翻訳)




誰かがおうちに連れて帰ってくれないかしらと、来る日も来る日もデパートのおもちゃ売り場で待っていた、くまのぬいぐるみのコールテン(原作ではコーデュロイという名)。
ある日、ひと目でコールテンを気に入ってくれた女の子がいたんだけど...
オーバーオールのボタンを探すために、閉店後のデパートの売り場でボタンを探し回るコールテン。
それまでは、おもちゃ売り場の棚に並べられていたから、コールテンにとっては見るものすべてが新しく驚きの連続。
でも、閉店後のデパートにいたのは、コールテンだけではなかった!



読み聞かせながら、6歳になったばかりの息子も、わくわくしてるのがわかる。
何度も読んでるんだけど「あはは、コーデュロイ、あぶないねぇ」「コーデュロイ、かわいいねぇ」と、飽きない様子。
かわいくてちょっと危なっかしい、このくまのぬいぐるみ。

読むたびに親子でハラハラしたりホッとしたり。

初めて出版されたのが1976年。
当時子供だった人たちが大人になり、その子供たちへと読み継がれて40年経った今でも、教師が選ぶ推薦絵本百選などに選ばれているみたい。
この作者ドン・フリーマンは、他にもたくさんの絵本を出版しているのね。
今まで読んだことなかったけど。

うわっ!気づけば、約2年ぶりのブログ更新。

スリフトショップ(Thrift shop、不用品や寄付で集まった品物、中古品が売られている非営利団体が運営するお店)へ、家の不用品を寄付しに行って、フラっと店内をのぞいた時にこの本を見つけたの。
表紙の絵がかわいかったので手にとってみたら、古本にしては状態がよかったし、数十セント(日本円にしたら数十円)だし、読まなければ、また寄付すればいいかな~と買ったのがきっかけだったんだけど、子供たちは気に入ってくれたのでいい買い物だった。
これをきっかけに、この作者ドン・フリーマンの他の作品も読んでみたいな。
思わぬ掘り出し物との出会いでした。