『はははのはなし』
ぶん・え 加古里子(かこさとし)
ははははは、あはははは、みんな笑っているのに、一人だけ泣いている子がいるよ。
どうしてないているのかな?ははあん、わかりました。「は」がいたくって泣いているんです。
という風に始まる「は(歯)」のお話。
どうして「は」が必要なのか、「は」がどんな役割をしているのか、どうやって「は」が虫歯になっていくのかが、わかりやすい文章とイラストでかかれています。
もうすぐ2歳半になる息子とは、これまで、毎晩"歯磨き”をめぐって大格闘。
歯磨きを嫌がる息子の頭を私の両足ではさみ、押さえつけてでも虫歯になるよりは、とココロを鬼にして歯磨きをしてきました。
ところが、この本をじっくり読み聞かせてから、虫歯に’なると歯がイタイ、イタイになる、ということを理解したのか、歯磨きに抵抗しなくなったのです。
ちょうど、少しずつ、色々わかりはじめる年齢、というのもあったのかもしれないけれど。
息子に、虫歯になると痛いんだよ、と言っても、なかなか理解してくれないし、何とか歯磨き嫌いがなくなれば、という狙いでこの本を買ったので、大正解でした~!マル!
絵本作家でもあり工学博士でもある作者の加古里子さん。
「だるまちゃん」シリーズでも有名だけれど、自分が子供のころに読んだ『だむのおじさんたち』『かわ』など、子供の好奇心が刺激される加古里子さんの知識絵本をたくさん揃えていつか息子にも読ませたいな。